いらっしゃいませ。
HEMULEです。
今回は中国江蘇省にある南京に関してです。
南京は江蘇省の省都であり、西安・北京・南京・洛陽の四大古都の一つでもあります。
古都である為、多くの歴史的建造物は勿論のこと、
省都でもあるので、多くの近代的な建物も立ち並んでいます。
前を向けば現代、振り返れば歴史。
そんな南京観光、週末だけでも行ける一泊二日のおすすめ観光モデルコースを
ご紹介します。
目次
南京とは。
南京の歴史は春秋時代に呉がこの地に城を築いたことに始まります。
その後、戦国時代、三国時代・・・日中戦争と数々の歴史の舞台となっていきます。
冒頭にもお伝えしましたが、南京は江蘇省の省都であり、四大古都の一つでもあります。
14世紀から15世紀にかけては、世界最大の都市でした。
2017年のデータでは総人口約830万人でありその中で南京の在留者日本人は
500人前後でありこれには驚きです。
日本はこれまで南京市の外資投資元国のトップ5に入っているんですがね。
因みに同じく2017年に外務省が発表している上海の日本人在留者は約五万人です。
代表的な観光地や文化
◆中山陵
◆南京大虐殺紀念館
◆玄武湖
◆南京城墻(明城墻)
◆総統府
◆明孝陵(世界遺産)
◆夫子廟
◆中華門
◆南京博物院
◆鶏鳴寺
◆江宁愛情隧道
■塩水鴨
他にも多くの観光地がありますが、とても全部を回っていたら2、3日では足りない為
週末だけでも無理なく行ける代表的な観光地を紹介します。
気温
夏はとても暑く、重慶、武漢と並ぶ中国三大ボイラー(三大火炉)の一つと
言われています。夏は湿度が日平均で80%越えなのでとても蒸し暑いです。
◆春:日平均18℃
◆夏:日平均28℃
◆秋:日平均16℃
◆冬:日平均3℃

日本ー南京所要時間
◆札幌―南京 約4時間00分
◆成田―南京 約3時間30分
◆大阪―南京 約3時間00分
◆沖縄ー南京 約3時間00分
直行便がある空港のみ記載(2019年現在)
南京キーワード
◆中国四大古都
◆南京ダック
◆中国三大ボイラー
おすすめ観光モデルコース
1泊2日コース
まずホテルの所在地によりスタート点が違うと思いますので
ここでは南京南駅をスタートとします。
※記事内レートは1元=17円で計算しています。
※タクシーと記載していますが後の章で別アクセス方法記載します。


二日目は帰国が夕方と設定して予定を組んでいます。
では、観光地に関してもう少し詳しく説明していきます。
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一日目
江宁愛情隧道(ジャンニンアイチンスイダオ)

観光目安時間:1時間
ここはあまり日本の観光客には知られていない場所です。
緑で囲まれた美しいこのトンネルは南京市江寧区にある愛情隧道です。
線路上を歩く事ができ、その先には
妖精でも住んでいそうな神秘的な景色が存在しています。
カップルがデートしたり、結婚式の写真を撮りに来たりと
南京の隠れたデートスポットです。

ただ訪れる時期は要注意です。
写真の様に、緑溢れる景色を味わうには春の終わりから夏に訪れてください。
それ以外の時期は、緑が枯れ果てありません。
住人曰く、夏がベストシーズンとの事です。


ごらんの通りの光景となっています。
これは4月頭に訪れた時の状況です。
まぁ、これはこれで哀愁漂い、いい感じなんですけどね。
アクセス
南京南地下鉄駅S1号線(机场线)→4駅→正方中路駅1号口→徒歩10分
所要時間:30分
費用:5元(85円)
中華門(中华门 ゾォンファーメン)

観光目安時間:1時間
中華門は明時代に築かれた南京城の最大の門です。
この場所に着き、門を見上げればその大きさに圧倒されます。
どこか、恐怖を感じる異様な雰囲気を持っています。
なんでも中華門には3000人の兵士を配置することが可能で南京防衛の要であったとか。


アクセス
正方中路駅S1号線(机场线)→南京南地下鉄駅1号線→中華門駅→徒歩15分
所要時間:60分
費用:6元(102円)
南京城墻(ナンジンチェンチァン)(南京城壁)

観光目安時間:1時間
南京城墻は明朝の時代に首都であった南京に建てられた城である。
城壁の長さは35kmにおよび中国最大級の規模をもっています。
中華門から城壁を辿って行けば到着しますが、相当な距離があり徒歩でも1時間は
かかります。
高さ20mの城壁から街を眺めながら散策もいいですね。
体力と時間があればチャレンジするのもありだと思います。

アクセス
バス:中華門城堡バス停2路→13駅→北京東路・兰园バス停→徒歩15分
所要時間:45分
費用:2元(34円)
地下鉄:三山街駅→5駅→玄武門駅(3号口)→徒歩7分
所要時間:30分
費用:3元(51円)
玄武湖(シュアンウーフー)
観光目安時間:1時間
玄武湖南京市最大の総合的公園。
「環洲煙柳」、「梁洲秋菊」、「翠洲雲樹」、「菱洲山嵐」、「桜洲花海」という
それぞれの特色を持つ5つのエリアからなっており、地元の人たちや観光客の
憩いのスポットになっています。
夕暮れ時の景色はとても神秘的です。



アクセス
南京城壁の目の前です。
入場時間:6:00~20:00
入場無料
夫子廟(夫子庙フーズーミァオ)

南京秦淮区の秦淮河北岸の貢院街に位置し、儒教の始祖である孔子を祭っている廟です。
一般的には李香君故居、江南貢院、王導謝安紀念館など秦淮河周辺から建康路周辺の地域も夫子廟と呼ばれています。
南京の有数な歓楽街でもあり夜遅くまで賑わっていおり、伝統的な中国の建造物や街並みが再築されており、中国らしい雰囲気を感じることができる名所になっています。
南京を代表する観光スポットです。
オススメは夫子廟景区歩行街(老街)です。
多くのレストランや、露店、お土産店などが溢れ活気ある通りとなっています。




南京ダックの店も多くありますので、トライしてみてはいかがでしょうか。
味は塩味蒸し鴨です。

アクセス
鸡呜寺地下鉄駅→4駅→夫子庙駅2号口→徒歩5分
所要時間:20分
費用:2元(34円)
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二日目
総統府(总统府 ゾントンフ)

観光目安時間:1時間30分
600年以上に渡って南京総統府 は、中国国家における政界人たちの
執務室として使用されていました。
現在は中国の歴史をテーマにした博物館になっています。
明王朝時代の宮殿2棟から成り、以前は中華民国総統の公邸でもありました。
博物館は大きく3つのエリアに分かれています。
近代中国の父、辛亥革命の指揮者であった孫中山 (孫文) の臨時大総統室も
見学できます。
後に孫中山のお墓も観光に行きますので、繋がりを含めて見学しておきましょう。
アクセス
地下鉄:夫子庙地铁駅3号線→2駅→大行宮駅(5号口)→徒歩5分
所要時間:15分
費用:2元(34円)
開場時間:8:30~17:00(11月1日~2月29日)
8:30~18:00(3月1日~10月31日)
入場料:40元(680円)
鶏鳴寺(鸡鸣寺 ジーミンースー)

観光目安時間:1時間
鶏鳴寺は東晋の永康元年(300年)に創建され南朝梁の大通元年(527年)に
同泰寺と命名される。
当寺は、稀代の崇仏皇帝として知られる武帝の奉仏活動の拠点となった、
当時の都・建康の中心寺院です。
とまぁ歴史も大事ですが、難しい話は置いといて。
観光客の我々が何を求めてここに行くかと言いますと
この場所の魅力は何と言っても春夏秋冬どれをとっても絵になる風景です。
その中でも、春の桜のシーズンは圧巻で多くの観光客がこの場所に集結します。
ある意味桜より圧巻です。

秋は紅葉を楽しむ事ができます。
あまり雪景色を見る事はできないですが、どのシーズンに行っても
それぞれ季節にあった化粧を施し見事にマッチした風景を楽しむ事ができる場所です。
アクセス
地下鉄:大行宮駅3号線→2駅→鸡鸣寺駅(5号口)→徒歩10分
所要時間:20分
費用2元
開門時間:7:30~17:00
入場無料
中山陵(ゾォンシャンリン)

観光目安時間:2時間
近代中国の父、辛亥革命の指揮者孫中山 (孫文) 臨時大総統の陵墓です。
紫金山の小高いところにあり、南京を代表する観光スポットのひとつです。
中山陵を中心とした観光区を「中山陵景区」としています。
中山陵の西隣には世界遺産である明孝陵もあります。
この中山陵景区はとても広く、全部を回るのはとても大変ですので
目的を絞って行くのがいいと思います。
よって今回は中山陵の紹介とします。

まず、観光シーズンは非常に人が多く、中山陵に入れない事があります。
私が実際そうでした。。。
そこで、Wechatがあれば事前予約が出来る事を知りました。
ダウンロードしていない人は中国では必須なのでダウンロードしておきましょう。


真ん中のQRコードを読み取ります。
【中山陵景区免费预约叁观】を選択します。
画面が切り替わり色々と中国語で詳細がでてきますが
一番下に表示されている【立即预约】をタップし、予約に進みます。
次に
・使用日期(観光日時間)
・姓名
・身份证(身分証)
・手机号(電話番号)
を入力する画面になります。
それぞれ入力しましょう。身分書証はパスポートNoでOKです。
全て入力すると、QRコードが表示されますので
このQRコードをスクリーンショットしておきましょう。
これが、当日入場券となります。
このQRコード使って入場した先に中山陵はあります。

の前に、長~い一本道を歩いていかなければいけません。
写真の奥に見える建物がそれです。
ようやく建物の目の前に到着すると更なる試練がまっています。
この長~い階段を上がらないといけません。
動画で一気にどうぞ。
ようやくてっぺんに到着です。

上ったてっぺんからの景色は爽快です。

今回は中山陵を紹介しましたが、先ほどのマップ画像を見てもらえれば分かるように
中山陵景区には他にも多くの観光地があります。
明孝陵もその中の一つです。
この景区内を走る観光バスチケットも区内で販売していますので、
時間に余裕がある際はオススメします。
アクセス
地下鉄:鸡鸣寺地下鉄→2駅→大行宮駅(3号口)→大行宮東バス停→10駅→中山陵停车场
→徒歩20分
所要時間:1時間10分
費用:4元(68円)
◆乗り替えなど含め時間が掛かり手間なので、タクシーを利用する事をオススメします。
開場時間:8:30~17:00(月曜定休日)
入場無料
南京大虐殺記念館 (ナンジンダーツシャージニェングワン)

観光目安時間:2時間
南京大虐殺紀念館は中国の博物館であり、追悼施設でもある。
南京大虐殺犠牲者国家追悼の指定場所です。
いわゆる、当時の資料などを展示した博物館です。
日本人には少し抵抗がある場所かもしれませんが南京に来たのであれば
訪れておくべき場所です。
特に日本人だからといって危険な目に合う事はありません。
館内展示物も日本語表示されているので通訳は必要ありません。

館内は当時の資料、映像、遺骨まで展示されており歴史を振り返る事ができます。
非常にショッキングな内容となっています。
おそらくこの施設の内容は人によって何を感じるかは様々だと思います。
実際その内容に真実だの虚偽であるだの様々な意見が今でもありますが
戦争があった事は揺るがない事実です。
館内出口で見かける1人の言葉。そして石造。
これらが何を意味しているのか、それは自分で答えを出す必要があります。
真実だの虚偽だのではなく、大切なことは何か。
私はそれを感じさせられた施設でした。


この記念館に関して別記事で内容をもう少し詳しくまとめています。

アクセス
中山陵停车场バス停34路→2駅→下马坊バス停→地下鉄下马坊2号線→9駅→
→云锦路駅2号口→徒歩2分
所要時間:1時間
費用:6元(102円)
開館時間:8:30~16:30(月曜定休日)
入場無料(パスポート必要)
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上が『中国四大古都のひとつ南京。週末一泊二日観光おすすめモデルコース。①』となっています。
南京は観光地が多すぎて、一度の観光ではとても有名どころ全てを回る事ができません。
ここで紹介した場所以外にもまだまだ魅力的な場所があります。
タイトルに①とつけているのはそういう事です。
いずれ②を投稿したいと思います。
それはまた南京に観光に行ってからになりますが、乞うご期待ください。
それでは、このへんで。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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