いらっしゃいませ。
HEMULEです。
今回は中国のお年玉事情に関してご紹介します。
中国のお正月にも、お年玉を渡す文化があります。
日本ではお年玉袋にお金を入れ、親、親戚が子供(学生くらいまで)にあげますね。
では中国の場合、お年玉は誰が誰にどれくらい渡すのでしょうか。
早速、見て行きましょう。
中国のお年玉
中国でお年玉は『压岁钱ヤースイチェン』と言います。
『紅包ホンバオ』と言う人もいますが、紅包は御祝儀やおひねりなども含みます。
日本では、お年玉袋にお金を入れて渡しますが、中国の場合は紅い紙でお金を包みます。
つまり、これが紅包です。
中国では赤色には活力があり、喜びと幸運の象徴とされています。
つまり紅包を渡す事は幸運を与えることを意味しています。
中のお金はただのお金です。喜びです。
また、子供たちを祟りから守るといった意味もある様です。
もらった子供たちは安泰に一年を過ごせるといいます。
子供が寝ているうちに親がこっそりとお年玉を枕の下に置いてくる場合もあります。
サンタクロースみたいですね。

しかし、最近では中国ではキャッシュレス化が進んでおり、
このお年玉もWechat電子マネーで渡すといった風に変わって来ました。
実に近年では、お年玉を渡している人の7割がWechatなどの電子マネーで
渡している様です。
この影響で、貰う側の人は以前の紅包の時よりトータルの額が多くなった様です。
今までは遠くてなかなかお正月でも会えないといった人もいましたが、
電子マネーは離れていても渡す事ができるので今まで会えず貰えていなかった人からも
貰えるようになりました。
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お年玉は誰が誰に渡すのか
一般的に目上の人から目下の者や子どもにお年玉を渡します。
- 社会人→部下
- 社会人→子供、学生(社会人になっていない)
- 親→子供
- 親族→子供、学生(社会人になっていない)
だいたいは日本も似た様なものですが、日本の場合上司から部下に渡すのは
あまり無い事と思います。
お年玉の相場
これは、日本も同じですが人により当然違います。
但し渡す側は大切なこととして金額が偶数だということです。
偶数は「良いことは対になる(割り切れる)」を表し、吉祥幸運の意味もあります。
先ほどの対象者の所に一般的な相場をあてはめてみます。
- 社会人→部下:100~1000元
- 社会人→子供、学生:50元~200元
- 親→子供:100元~
- 親族→子供、学生(社会人になっていない)100元~
といった感じになっています。
1元=17円(2019年)
まとめ
・中国では紅い紙でお金を包み渡す。
・この様なものを紅包と呼ぶ。
・紅包を渡す事は幸運を与えることを意味する。
・一般的に目上の人から目下の者や子どもにお年玉を渡す。
・人により渡す額は違うがお年玉の金額は偶数である事。
・子供たちを祟りから守るといった意味もある。
以上、『中国にもお年玉はアル。相場は〇○円!』でした。
お年玉の袋から深い意味があるんですね。
しかし、現在は7割がWechatで渡すなら本末転倒な気もしますが。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
では、これにて。
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